著者は占星術から開運、潜在意識などについて幅広く長きに渡って研究をされている。
人のタイプを５つに分け、理性、社会性、仕事観、競争心、プライド、記憶力など、各タイプにつき様々な観点から詳述されています。
価値観や発想の仕方、ものの考え方など、人は言わばそれぞれ異なるメガネを掛けて、同じ世界を見ているとあります。
人は自分にないものは見えないので盲点に気が付かず、また色々な誤解を生む。
まえがきに、対人関係のストレスをなくし円滑にするための本であり、相手と自分の価値観の違いを知ることで、対人関係をよくすることができるとあります。
本著では、自分のタイプにおいては自身の運気を上げるのいかに体調管理が重要で必要であるか、また自分が生まれてからどうして人生を今のように考えるようになったのか、またこれからどういう方向を向いていくべきかなど、納得できることが多かったです。
自身において人生６０才に至るまで最もストレスとなったもののひとつに、仕事やプライベートにおいて、なぜこんな事をされるの？と思われる相手の行動があります。他人は変えることはできず、どう折り合いをつけていくべきか・・・。
自分の心の中で解決できずストレスになったり、疎遠にして対応するなどしていましたが、本著により、心中での解決方法や相手との付き合い方のヒントを得ることができたと思います。可能であれば、もっと早く出版されかつ手にできていれば、と思いました。
企業などからの依頼も多いとか、むろん著者の人柄や魅力も相まってのことと思いますが、個々人や世代間におけるコミュニケーションを図ることがますます難しくなっている現代において、自分は何者でどこへ向かっているのか、そして心の中におけるストレスの解決をいかに図るべきかの答えやヒントが詰まっている良著だと思います。特に社会人になったばかりの世代の方には、人生の指針となることでしょう。
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